ある人は言う。
「ブログ始めたての人はとにかく記事を書くことが大事よ!たくさん書くことで文章も上手くなって見る人も増えるわ!」
ある人は言う。
「どんなに良い記事を書いても、見に来てくれる人がいないと意味がない。まずは人を惹きつけるサムネ(記事の見出し画像)作成に力を入れるべきさ!」
そして私は言う。
「いやどっちやねん!!」
ブログ初心者は記事を書くべきかサムネを重視すべきか
まず、この記事のサムネを見ていただきたい。
黒い背景に白い文字で「記事かサムネか」と書かれた画像。
ザ・シンプル。
こんな画像作るのなんて時間などかかるわけがない。
これが仮に料理なら、かの有名な3分クッキングでも2分30秒は暇を持て余して珈琲を啜っているだろう。
なんて、画像作成に取り掛かる前の私は思っていた。
私は思いも寄らなかった。
こんな画像が3時間かけても完成しなかったなんて。
正確には、昨日はこの「記事かサムネか」の画像を作っていたわけではない。
これは先ほど昨日の反省を活かしてすぐさま作り上げた。
昨日は私はとある別の記事を書くつもりでいた。
私は記事を書くときは必ずPCで書くのだが、いつも記事を書くときは適当に思ったことを書き殴っている。
そしていつもだいたい記事が出来上がったところで適当に画像を探して記事に貼って公開する流れなのだが、昨日は違った。
記事を書く前に、「サムネ」の重要性を説く記事がたまたま目に入った。
それが冒頭で言ったようなことなのだが、まぁ一理あるとは思った。
普段何気なく見ている記事や、youtubeの動画なんかも、もしかしたら無意識に画像が気になってクリックしているかもしれない。
いやきっとそうだ。そんな気がしてきた。
そう思った私は、まず画像の作り方の勉強を始めた。
自分で絵を描いて作ったりするセンスは皆無なので、文字だけのやつにしよう。
それなら簡単にできる。
エクセルで文字だけの画像を作る方法など、ネットで検索すればいくらでも書いてあった。youtubeにもたくさんあがっていた。
それらの情報を参考にしつつ、昨日作り上げた画像がこれだ。
この画像、もう見るだけで記事の内容がだいたいわかるでしょう?
当たったんですよ、チケット。これ奇跡的な倍率なんですよ。
昨日はこの内容で記事を書くつもりだった。
私は喜びを静かに文字に魂で打ち込み、歓喜を記事で表現するつもりだった。
この画像自体作るのにはさほど時間はかからなかった。
そして意気揚々とまず記事に貼り付けてみた。
なるほど、綺麗にできた。サイズもばっちりだ。
よしこれで記事を書き始めようと思い、いったん下書きに保存した。
そして下書き一覧からこの記事のサムネを見て愕然とした。
めちゃめちゃ画像の端切れてる。
そんな馬鹿な。先ほど記事を見たときは綺麗に映っていたじゃないか。
焦った私は急いで下書きの記事を開いてみた。
するとやはり綺麗に映っていた。端が切れていることはない。
なんだ、幻か。
最近疲れていたのかな、珈琲を入れていったん落ち着こう。
そして珈琲の入ったマグカップを持ってもう一度PCの前に座り下書き一覧を見たとき、
やっぱりめちゃめちゃ画像の端切れてた。
RADWIMPS TOUR
が
WIMPS TO
とかになってた。しかもその隣のDとかUも中途半端に切れて映ってる。
なるほど、なるほどね。
切れるやつね。オッケーオッケー許容範囲。
私は得意のネットリサーチを始めた。
いくらでも情報はある。
調べたら画像のサイズは記事中の大きさ、サムネの大きさ、facebookやtwitterにアップする際の大きさが違い、それぞれ使い分けないといけないらしい。
もしくはそれぞれ全てに適する大きさで作らないといけないらしい。
そして詳しく調べ始めて泥沼にはまった。
一つのことを調べ始めたら次から次へと情報が溢れてきて色々見ていたら気づけば調べ始めてから2時間以上が経過していた。
そして疲れていた。もう記事なんて書く余力はない。
だから昨日は記事を更新できなかった。
独自ドメインを手に入れたばかりなのに。
モチベーション高い状態だったのに。
結局記事を書いていた方が良かった。が、サムネの勉強に1日使っても良いと思う。
これは私の出した結論だ。
勿論、最初から画像を作る技術を持っている人はいい。
存分にそれを活かしながら記事を書いていいと思う。
だが私のような素人はとにかく記事を書き続けることが大事だと思う。
サムネは休日などの時間がある時にじっくり勉強すればいい。
ただ昨日時間をかけたおかげで今日のサムネが作れた。
画像のクオリティはまぁ、その、あれだが、まぁ綺麗に映っているから満足だ。
だからもし湖の中から女神が突然現れて
「あなたが欲しいのは、記事を毎日書き続けることのできる文章力ですか?」
「それとも誰もが記事を読みたいと思えるほどの魅力溢れるサムネでしょうか?」
と問われたらこう答えるだろう。
「タイトルのこと忘れてた」
(fin)