さいちゃん、銀行辞めたってよ

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今までに一度も男性と付き合ったことのない30歳の女性とお茶してきた話

先日、仕事帰りの地下鉄で最近派遣で入社した女性とたまたま一緒になって話をした。その女性は会社に入って間もないのだがハキハキとして受け答えもよく、仕事もテキパキとしていて周りからも評判が良いようだった。

地下鉄の中で会社の話をしつつ、私と歳も変わらないくらいで地元の県が同じだったこともあり話が弾み、そのまま降りる駅も同じだったので軽くお茶して帰る事になった。

 

最初の話はルームシェアについて

 

ドトールで話を聞いているとその女性は現在30歳で、女友達と2人でルームシェアしているらしい。ルームシェアといえど、互いに自分の部屋はあるのでプライベートはある程度守られ、家賃も折半なので一人で住むより安くすむし、一人で住む寂しさがないとのことだった。そして何より仲の良い友達と住んでて楽しいと。

私も昔ルームシェアに憧れを抱いていたこともあったので羨ましく思った。結婚するとある意味ルームシェア状態になるのかもしれないが、無論独身時代のそれとは感覚が異なる。

 

女性はルームシェアを始めて3年くらい経つと言った。私はふと疑問に思ったことを質問した。2人は彼氏はいないのかと。2人とも、あるいは片方に彼氏がいると、年齢的にもどちらかが出て行くこともありうるのではないかと。

 

彼氏できたらどうする問題

 

しかし、2人とも彼氏はいないと言った。3年間互いに彼氏ができなかったと。幸か不幸か、それで何も不都合起きずに順調なルームシェアが出来ているのだと。私はどちらかと言うと不幸なんじゃないかと思ったのだけれど、これは口にしないことにした。

 

そういった彼氏問題は以前2人の間で話し合ったらしく、互いのどちらかに彼氏ができて部屋を出て行くことになったら、快く送り出してあげることにしているらしい。だが内心では、相手に先に出て行かれたら自分でまた部屋を借り直さないといけないし、一人になるので心細くなると思っているようだ。

 

なるほど。互いに彼氏が出来ないほうがある意味では生活が安定しているのかもしれない。だが晩婚化が進んでいるとはいえ、30歳の女性は結婚に対して少なからず焦りもあるのではなかろうか。

 

結婚どうする問題

 

そんなことをふわっと聞いてみると、やはり少し焦っているようだった。そしてその一因となっているのが、最近女友達が結婚相談所に入会したことというのだ。

 

結婚相談所について私はまったくの無知だったのだけれど、話を聞く限りでは会員数何千人といった中から、できるだけ本人の希望に合った相手と結婚を前提とした出会いを提供してくれるものらしい。だが入会だけで10万以上かかったり、月額1万以上支払うものらしく、相応な費用がかかるとのことだ。

 

それに入会したということはこれはもう本気であろう。女友達は本気で結婚相手を探しに行っている。私は今までに結婚相談所に登録した人が周りにいなかったのでそういう話を聞いて驚いた。結婚相談所に入会までしなくても、職場だったり飲み会だったり出会いはあるんじゃないかと思ってしまう。

だがこれは私がまだギリギリ20代であることや、男であるからこその発想なのかもしれない。女性は特に出産といった現実的な心配があるから、早めに結婚相談所に入会するのも手なのかもしれない。その結婚相談所のマッチング率が高いかどうかは正直知らないけれど。

 

いずれにせよ、職場の女性はルームシェアしている友人が先に結婚して部屋を出て行くんじゃないかと心配しているようだった。

 

今までの恋愛事情について

 

私は何気なく、前付き合っていた人はどういう人だったのか聞いてみた。すると数秒の間が空き、何となくだけれど、少し嫌な気配がした。もしかすると聞いてはいけないことを聞いてしまったような。

 

そして予感は的中した。「今まで人と付き合ったことがないんです」とのことだった。驚いた。なぜ驚いたのかというと、その女性は細身で見た目はどちらかというと綺麗なタイプであり、けしてモテなさそうではなかったからだ。性格は良さそうだし、仕事もできる。むしろモテそうだ。

 

だから私は「え、モテそうなのに意外ですね」と言おうとした。だけどどうやら私も少し狼狽していたようで、脳からの発信はどこをどう間違えたのか、私の口からは「珍しいですね」という言葉が出てきてしまった。言った後にやってしまったと思った。

 

女性からは「引かないでください~(泣)」と言われてしまった。男として最低である。30歳で今まで人と付き合ったことがないことを告白するのは勇気がいったのではなかろうか。数秒の間は、その勇気を振り絞る時間だったのかもしれないのに。もう人として最低だ。こういう時に人間性は問われるのかもしれない。

 

正直驚きはしたが別に引いてはいなかったので、少し冷静さを取り戻した私はちゃんと最初に言おうとした言葉を言い直した。そしていくつか質問した結果、以下のことを教えてくれた。

 

要旨

・高校までは共学だったけれど特に好きな人が出来ず、モテることもなかった。

・高校卒業後、進学せずに地元の田舎の会社に勤めた。

・その会社は平均年齢が高く、職場での出会いも特になかった。

・その会社で数年働いた後、このままで人生を終えるのは違うと思い退社。

・その時たまたま地元の友人とルームシェアする流れになり、都会に出て就職活動を開始。

・派遣で生計を立てつつ、出会いを探し街コン等に行くも今のところ成果なし。

・気づいたら30歳に。さすがに焦っている。

・ちなみにルームシェアの友人も30歳で彼氏がいた経験なし。

 

だいたいの要旨はこんな感じだ。

おそらくだけど、もし大学や専門学校に進学していたら違う未来があったと思う。高校までは彼氏彼女ができなくても、大学で出会いが増えて初めての彼氏彼女ができた話はよく聞く。運不運の要素も混じって今まで彼氏が出来なかったのかもしれない。

 

今後について

 

とはいえ、やはり彼氏は欲しいらしい。そして子どもが欲しいから結婚もしたいとのこと。私のような、同世代で結婚していて既に子どもがいる人を見ると大人だなぁと思うのだそうだ。良い人がいれば紹介してほしいと言われたが、残念ながら私の周りもめぼしい人は結婚している人が多いので思い浮かばなかった。

 

今は毎日のように街コンなど出会いのイベントがあるので、できるだけそういったものや飲み会に行くようにすると言っていた。勝手な感想だけど、作ろうと思えばすぐ彼氏できそうな気がするんだが、理想が高いのかもしれない。

 

最後に

 

参考までに、平均初婚年齢は最新データで男性が31.1歳、女性が29.4歳。晩婚化が進んでいるのは間違いないと思うのだけれど、中には恋愛経験がない人もけっこういるのかもしれない。今回の話以外でも、たまにそういう話を聞く。

 

私は結婚が全てではないと思うし、「この人」だと思う人に出会わなければ是が非でも結婚する必要はないと思っているのだけれど、恋愛することで少なからず成長できる部分はあるとは思う。

 

人の人生についてどうこう言える立場でもないし、これといったアドバイスもできなかったけれど、できれば良い人に巡りあって欲しいものだ。

 

(fin)