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気づけば友人が弁護士になっていた件~初志貫徹の偉大さを知る

美味しくお肉を食べるためにご飯があるのか、ご飯を美味しく食べるためにお肉があるのか、今日もその答えが出ないまま私は生きてる。このモヤモヤが晴れる日は来るのだろうか、そうやって私は今日ももだえ苦しむのだろう。

 

それはさておきとして、大学を卒業して以来会っていなかった友人と昨日かなり久々に会った。ずっと私が行きたいと思っていたお店をたまたま予約してくれていて、とてつもなく美味しい炭火焼のお肉と野菜を心ゆくまで味わってきた。会うきっかけは彼が今福岡にいると連絡をくれたからだが、とても楽しかったし有意義な時間が過ごせた。

 

彼は大学を卒業後法科大学院に進み、その後無事司法試験に合格、司法修習の期間を経て今見事に弁護士として働いていた。彼のスーツに付けられた弁護士バッジが神々しく煌びやかな光を放っていた。努力の結晶であり汗と涙が集結されたそのバッジの放つまばゆい光に、小さい頃から才能豊かな目立つ人間を見つけては呪いの眼差しを注ぐことだけを生きがいとしてきた私は焼き殺されそうになった。

 

意外と知らない人も多いので簡単に説明しておきたいのだが、大学の法学部に入った者で弁護士や裁判官など法曹の世界に進む者はごく僅か。ほとんどは民間企業に就職するか公務員になる。弁護士への道のりは果てしなく険しいのである。

 

弁護士への道は茨の道

 

弁護士になるためには、大学を卒業後法科大学院に2年ないしは3年進まなければならない。大学院を修了後、司法試験に合格し、その後1年間の司法修習期間を経て面接等で適正を見られ、晴れて弁護士として働くことができる。

 

言うまでもなく、司法試験は超難関。ただでさえ必死に勉強しても合格するかわからないのに、法科大学院を卒業後5年以内に5回までしか受けることができないという制約までついている(試験は1年に1回しかない)。

 

大学で学費がかかり、法科大学院にも学費がかかり、司法試験に1発で受からなければ(1発で受かるのはとても難しい)試験浪人してさらにお金がかかる。

弁護士に憧れて一度志した人間の気概をへし折るに十分すぎるほどの絶望的な道のりである。

 

だけどそんな中、私の友人はその茨の道を突き進み、見事に弁護士の資格を得ることができた。彼は大学時代から「自分は弁護士になる」と語っていた。そう語る人間の多くは絶望的道のりを提示されて儚くも散っていくのだが、彼はその絶望に屈せず打ち砕いたのだ。

 

初志貫徹の偉大さを知る

 

弁護士になるためには、最初に抱いた弁護士を目指す気持ちを折らずに不屈の精神で努力し続けることが必要だと思う。たまに司法試験を才能で突破する人間をテレビで見るけれど、そんな人間は極稀だ。大概は相当な努力をしないと弁護士にはなれない。

 

だから、初志を貫徹して弁護士になった彼は本当に凄いと思うし、素直に尊敬する。周りに流されず、己の道を突き進むのは簡単なことじゃない。仕事の方はもう実際に裁判所で尋問したりしているらしい。

 

その罪の有無と重さを量る裁判所。きっとドラマで見るような華やかな世界ではないと思うけれど、彼らしく真っ直ぐ仕事に向き合っているんだろう。

 

忙しいとは思う。だけど1週間前、家を出る5分前に車のエンジンを入れて車内を冷やしてきてと言われたことを完全に無視し車内が暑いと切れてきた妻に対し、逆切れしてそれから一切口をきいていない私。その弁護を、どうか頼むわけにはいかないかなぁ。

 

(fin)