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藤原基央のありがとうを越えるありがとうを私は知らない【BUMP OF CHICKEN】

BUMP OF CHICKENのライブに行ったことのある人はいるだろうか。私は過去3回行ったことがある。バンプに関して、私は「熱烈的」なファンではないかもしれない。常日頃ホームページを見たりすることもないし、ライブ情報を細かくチェックしているわけでもない。

 

だけど私はバンプの作る曲が好きだし、藤原基央さん(以下:藤君)のストーリー性のある歌詞は時に心にダイレクトに突き刺さるようなものがあり、昔からよく聞いている。それに今でも最新曲やアルバムは必ずチェックしている。

何が言いたいかというと、熱烈的ではないにしろバンプに関して私はかなりのファンだと思っている。

 

初めてライブに行ったのは今から6年前、2012年のGOOD GLIDER TOUR。シングル「ゼロ」の購入特典の先行予約で運良く手に入れたチケットはとても良番で、前から2列目、ベースのチャマの目の前で見ることが出来た。

その時ライブMCのほとんどをチャマがしていることを初めて知った。藤君はどちらかというとあまり喋らない。

 

だが今でも強烈に印象に残っている藤君の言葉がある。たった一言の言葉。

 

「ありがとう」だ。

 

当時私はあれほどまでに心に染みるありがとうを聞いたことがなかった。あれから数年たった今でも藤君のありがとうを越えるありがとうを聞いたことがない。

 

物腰がとても柔らかく、一音一音をすごく丁寧に、ありがとうと発音する。気持ちがとても伝わってくる「ありがとう」。曲の終わり、特に「グッドラック」や「supernova」を歌い終わった後の藤君のありがとうには涙が出そうになったのを覚えている。

 

心からのありがとうに対して、心からありがとうと思う感覚。それはライブ会場特有のものなのかもしれない。

 

ライブに行った日は冬のとても寒い日だった。澄んだ空気と凍える気温、そんな日に私は初めてバンプを直接この目で見ることができた。

「冬が寒くて本当に良かった」と藤君は歌うけれど、その日は違う意味でその歌詞に共感した。外があまりにも寒かったおかげで、ライブ会場の熱気や温かさをより強く実感できたからだ。

 

セットリストもアンコールもすべてが良かった。バンプにしては珍しく小さな会場だったけれど、その分ファンも一体になってライブを楽しむことができたと思う。

 

supernovaで藤君は歌う。

「本当のありがとうは ありがとうじゃ足りないんだ」

 

藤君はその言葉を誰よりもわかっているからこそ、あれだけ「ありがとう」という言葉に「ありがとう」の気持ちを強く込めているのだろうか。ありがとうじゃ足りないかもしれないけれど、少しでも強く気持ちが伝わるようにと。

 

余談だけれど、私がバンプの中で一番好きな曲は「Stage of the ground」だ。

残念ながら今まで参戦したライブではまだ聞いたことがないけれど、いつか直接聞ける日がくればいいなと願っている。人生で苦しい局面なんて何回もあったけれど、この曲にいつも励まされてきた。

 

迷いながら 間違いながら

歩いていく その姿が正しいんだ

君が立つ 地面はホラ

360度 全て 道なんだ

Stage of the ground

  

迷った日も 間違った日も

ライトは君を照らしていたんだ

君が立つ 地面はホラ

365日 いつだって

Stage of the ground

 

こんな素晴らしい歌と出会えて本当に良かったと思っている。

またライブに行く機会があればありったけの感謝を込めて叫びたい。

 

「ありがとう」と。

 

(fin)