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【悲報】妻にブログ書いていることがバレました【恐怖の幕開け】

心の声「終わった...。マジで...終わった...。いやしかし...あるいはまだ...」

 

稚拙を極め、駄文を連ね、非生産性という言葉を欲しいままにしてきたこのブログを以前からご覧頂いている仏のように心優しい読者諸賢の皆々様にはもはや説明不要だろうが、初めて見られる人のために一応説明しておくと、私はこれまで周到に周到を重ね妻にブログを書いていることを隠してきた。詳しいことはこちらに書いているので未読の人はまずご覧頂きたい。

 

www.saichanblog.com

 

しかし今回、私の涙ぐましい努力のすべてが水泡に帰したかもしれない。今回起きた事の経緯を話そう。もしかするとこの記事を書いている今も、妻はほくそ笑みながら私の背中を見つめているのかもしれないが...。

 

私のブログ事情について

 

事件の詳細を話す前に、私のブログ事情について少し説明する。私は日頃会社に勤め経理という仕事をしているのだが、時期によっては忙しいが普段はそこまで忙しくない。むしろとてつもなく暇だったりする。その時間を有効活用するため、日中にブログの下書きを書く時がある。はてなブログにログインしては跡がついて会社にバレる可能性があるため、さも仕事している風を装ってエクセルで書き、それを印刷して家に持ち帰りあとは書き写すだけ。

 

こうすることで仕事中の暇を潰せ、また家での作業も軽量化できるという私が編み出した完璧な仕事と趣味の融合なのである(同じ文章を再度打たないといけないので二度手間ではあるが、リスク管理上致し方ない)。

 

それでは本題へ

 

察しが良い人はもう気づいたかもしれない。今回その持ち帰った紙が事件の発端となった。ある日、私はその下書きをしていた紙をブログに書き写し、用済みとなった紙をクシャクシャにしてゴミ箱に捨てた。それは7月19日(木)のことだった。それから次の日の20日(金)の夜から私の実家に妻と一緒に帰った。そして昨夜22日(日)に自宅に戻ったのだが、部屋を見渡してテーブルの隅に、そこにあるべきはずのないものが置いてあったのだ。それは、紛うことなく、ゴミ箱に捨てたはずの記事の下書きだった。

 

それを見つけた時の私が感じた身の毛のよだつ恐怖を、私は生涯忘れられないだろう。混乱し、動揺し、心臓は今までに経験したことのないくらい脈打ち、体温・心拍数は上昇、背中から滴り落ちる汗を感じた。なぜ、ここに捨てたはずの紙があるのか!?

 

この家でゴミ箱から紙を取り出しテーブルに移動させることの出来る人間は、私を除けば、一人しかいない。妻だ。だとすれば、あの紙の中身を見たことになる。あるいはもしかすると、心霊現象という可能性もなくはない。この部屋に住み着く霊が、ゴミ箱から紙を移動させたのだ。いや、むしろそうであってくれ。頼む。後生の頼みだ。霊よ現れてくれ。お願いだ!今は霊よりも何よりも、妻の方が恐ろしいのだから!

 

そしてさらに追い討ちをかけるように、その原因となった紙は、冒頭に貼った妻に「あなたはパソコンと結婚したのね」と言われた時のことを書いた記事だった。よりにもよってその記事だった。他の記事なら何だろねこれとシラを切れるのだが、先ほどの内容は私たち夫婦にしかわからないことが書かれている。妻があの紙を見ているとしたら、書いた人間は私だとすぐにわかるはずだ。

 

私は、自宅に帰宅して一番最初に部屋に入りその紙を見つけた。妻はまだ車から戻ってきていない。つまり、冷静に考えるとその紙を移動させたのは私たちが実家に出かける前の出来事だということになる。しかし道中、そして実家にいる間も、妻はまったくもって今までと変わらぬ態度だった。あの紙について言及することもなく、私が違和感を感じることもないくらい、いつもの妻だった。もしかして紙の中身をみていないのか?いや、その可能性は低い。でなければわざわざゴミ箱から紙を取り出しテーブルに置いたりしないだろう。

 

なんと恐ろしいことだ。妻は紙の中身を見て気づいていながら何食わぬ態度で私と接しているのだ。私に笑顔を向けながら「こいつはいったいいつ白状してくるのだろう」と、腹の中で業を煮やしながら。

 

私はその紙を咄嗟に拾い、日曜のゴミ出しと一緒にその紙を完全に葬り去った。これでもう見られることはない。だが「時既に遅し」という言葉がこれほど心を突き刺してきたことはなかった。

 

私は一刻も早く今までの悪行を赤裸々に吐露すべきなのだろうか。だがまだ私の勘違いという可能性も0ではない。そう信じたい気持ちをどうか否定しないでくれ。妻はとりあえずテーブルに置いただけでまだ詳しく見ていないのかもしれない。もし見ていれば、さすがに何か言ってくるはずだ。それに見ていない振りをしているとしたら、結婚して2年一緒に住んでいる私が違和感を感じないはずがない。それに紙を見られていても、ブログ名を出していないのでブログそのものにアクセスされることはない。そ、そうだ。大丈夫だ。きっとそうだ。

 

だが、本当は見ていて、それを気づかせぬよう振舞っているのだとしたら...。いや、考えただけで怖い。恐ろしい。私には未来が見える。無言のプレッシャーに耐えられなくなり最終的に謝る私に、妻は悪魔のように唇の端を吊り上げ、にやりとした顔で目を見開いてこう言うのだ。

 

 

「なぁんだ、やっと言ってきたの。あなたのやってたことなんて、最初から全部わかっていたのに」と。

 

 

私は彼女の掌の上で踊らされているだけなのかもしれない。終わったのだ、私は。いいや違う、始まったのだ。無言の恐怖と戦う日々が。妻の悪魔の微笑みに耐え忍ぶ日々が。そして今日も、これからも、眠れぬ夜を過ごすのである。

 

(fin)