七回目のカタルシス

日々の記録と記憶

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藤田華鳳さん、オロゴンさんとの初オフ会の記録

戦いの火蓋は切って落とされた。血塗られた宴になることも覚悟していた。死人が出ることも想定していた。その死人が自分であることも予想できていた。

 

ツイッターで仲良くしている藤田華鳳さん(以下かほさん)とオロゴンさんと飲んだ記録をここに記そう。

 

かほさんから連絡を受けたのは一週間前の深夜だ。

「来週の3連休は予定ありますか...?福岡に旅行行こうかなんて旦那ちゃんと話してたり...」

ツイッターで公開していた500円貯金を数え終わった後、せっかくなので急遽福岡に旅行することにしたという。

 

突如として舞い込んできた朗報に高揚せざるを得ない。連休の中日がちょうど空いていたのでそこで会うことになった。はるばる彼女が福岡に来てくれると言うのだから、たとえどんな予定が入っていても無理やり時間を作ったと思うけれど。

 

それにしても、こんなに早く彼女との邂逅が実現するとは思ってもみなかった。素直に嬉しい。喜び、ワクワク、ドキドキ、そんな感情が体中から溢れ出て止まらない。だがそれと同時に一つ思い出したことがあった。彼女はとんでもない酒豪だ。タイムラインを見ていたら彼女がいかにお酒に強いかがわかる。職場での飲み会で上司軍団を潰していき、彼女だけが生き残って颯爽と会計を済ませる逸話や、毎日のようにフォーナインを飲みふけるその酒量を想像して震えた。

 

僕は思った。

「彼女と飲んだら殺される」

 

僕の人生もここまでか...短い人生だったな...と走馬灯のように人生を振り返ったけれど、せめて生きている間は生を全うしなければならない。

 

かねてよりいつかフォーナインパーティをしようなどと話していたけれど、しかし我々が会うのならばもちろんオロゴンさんも召集しなければならない。何をきっかけにフォーナインパーティをしようと言い合うようになったのかは少し記憶が曖昧だけれど、3人で飲むことを実現したいと思っていた。

 

かほさんがオロゴンさんに連絡を取り、なんとその日福岡に来てもらえることになった。神展開である。この年の暮れにツイッターで2人ものとんでもない人に出会えるのだ。嬉しくて震えが止まらない。

 

そして待望のその日が訪れた。2018年12月23日(日)。そして伝説が始まった...。

 

かほさんオロゴンさん来福の記録

 

飲み会は17時半スタート。僕の行きつけのモツ鍋屋だ。5分前に店に向かうとオロゴンさんが先に着いていて挨拶を済ませる。

 

 

オロゴンさんについてはもはや僕が説明するのもおこがましいけれど、普段からお金にまつわる非常にわかりやすいツイートをされていて、特にこの「連帯保証人」に関するツイートのバズは異次元。なんと8万5千リツイート、13万いいね。もはやツイッター史に刻まれるべき伝説のツイートだ。

 

そしてその直後かほさんが店の前に着いたというので迎えに行く。

 

「サラリーマンディスるインフルエンサーは全員滅びればいい」

「会社ディスったら広告でおまんま食べられなくなるから立場が弱い人間を煽ってるだけの屑が」

 

このように痛快な超攻撃的ツイートを発する彼女。そうかと思えば「おっぱい」などとお茶らけた下ネタユーモアも兼ね揃えていて人気の高い彼女。いったいどんな姿をしているのか...歴史的瞬間だ。

 

店の前には一組の夫婦が立っていた。言うまでもなく、かほさん夫妻である。待望の邂逅だった。凛とした佇まいで素敵な笑顔で挨拶をしてくれる彼女。ツイッターで垣間見える芯の強さも目の奥から感じ取れ、もはや神々しさすらあった。隣の旦那さんはこの世の優しさをすべて結集させたような人柄の良さがにじみ出ていて、僕はただただ圧倒されるしかなかった。だが忘れてはいけない。僕は紳士だ。

 

「福岡へようこそ。はじめまして、さいちゃんです」

そういって笑顔で右手を差し出す。握手する。歴史的握手だ。続けて旦那さんにも握手する。そしてこの握手のことを、この飲み会で10回は旦那さんから褒められることになるとはその時は微塵も想像していなかった。

 

四人で自己紹介をする。オロゴンさんにお会いするのは実は2回目なのだけど、男前で包容力のある方だ。フォロワー2万人のオロゴンさん、7千人のかほさん、かほさんの奔放なツイッターを許容して支えるその旦那様、そしてエセ紳士おっぱい男との呼び声高い僕。薄々気づいてはいた。僕はこの場にいていいのだろうか...?ちょっと一人だけ場違いじゃね?

 

博多大吉がM1の審査員を初めて務めることになった時、「なぜあいつがこの場にいるのかと全国民の皆様から思われていると思いますが、私が一番そう思っております」といった発言をしていたのを覚えているが、まさにそれと同じような感覚を抱いた。誠に申し訳ない。

 

だがかほさんがわざわざ僕に会いに来てくれたのだから、僕にも何かしらこう、僕の気づいていない、なんかこう、なんか魅力的なものがあるかもしれないと考えたけれど、3億年経っても答えは出なさそうだったので諦めて飲み会を楽しむことにした。そんなことは気にすることではない(開き直り)。

 

そして天国なのか地獄なのか現段階では判別不能な飲み会がスタートした。

 

飲み会スタート

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一軒目のモツ鍋


僕らは飲むだけ飲んだ。ハイボールが濃かった。オロゴンさんは大人だった。長丁場になることを想定していたのだろう、3杯目をウーロン茶で休憩を挟む姿はまさに大人の所作だった。 猪突猛進的にビールとハイボールを飲み続けていた愚民の僕とは違う。

かほさんは途中から狂ったようにラムネを食べていた。これを食べれば無限に飲めると言いながら。僕は恐怖に包まれていた。「彼女はやはり僕らを殺すつもりなんだ...」と確信した。飲み屋で完全犯罪を成し遂げるつもりなのだと戦々恐々とした。

 

色々な話をした。僕はかほさんとオロゴンさんのことはとても信頼していたし、相手もそうだったからだと思うけれど、僕らは本名を公開し合った。互いの仕事の話もした。金融出身の僕らは大いに盛り上がった。ツイッターの話もたくさんした。「脱銀行ちゃん」さんの面白さを語りあった。イケハヤさんの話もした。とにかく界隈の著名人・面白い人たちの話はネタの宝庫で、いくら話しても話し足りなかったと思う。

 

僕らは飲んだ。ひたすら飲んだ。かほさんの旦那さんともたくさん話をした。かほさんがあれだけツイッターでフォロワー数が増え、緩急をつけたユーモラスなアカウントを運営していることに対して前向きな考えをされていたけれど、「でもおっぱい発言についてはいかがなものか...」と100回くらい言っていた。かほさんがおっぱい発言をすると必ずといっていいほどリツイートして援護射撃を送っていた僕には耳が痛い話だった。

 

今回オロゴンさんと僕というかほさんのネット上での付き合いの二人に実際に会うということは多少なりとも心配があったようだけれど、「お二人のような人でとても安心しました」とこれ以上ない言葉をいただいた。「お会いした時、さいちゃんさんが握手をしてくださって、あれで僕はこの人なら大丈夫だと思ったんです」と何回も言ってくれた。僕は自分が紳士でよかったと心から思った。

 

一軒目を出て、二軒目の時間まで少し時間があったので福岡のナンパの聖地と名高い「警固(けご)公園」のイルミネーションを見ながらフォーナインパーティをした。

 

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フォーナインパーティ


一つだけ大きいものは、言うまでもなくかほさんのである。旦那さんと一緒に飲むからと言って買ったそれは、ほとんど一人で飲み干していた...。

 

それから2軒目、3軒目。僕らはひたすら飲んだ。ただただ飲んだ。正直記憶が断片的で曖昧だから詳しくは書けない。

 

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二軒目。博多羽根つき餃子。

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三軒目。オシャレな店なのにまさかの全員芋のお湯割りで乾杯。


3軒目でまさかのかほさんが死亡したことは覚えている。女王陥落の瞬間である。確実に一番飲んでいた彼女は旦那さんに寄り添うように少しだけ眠った。それを見ていてすごく素敵な夫婦だなと思った。そしてその間、旦那さんとオロゴンさんと「藤田華鳳」の話をした。旦那さんも彼女を応援していると言っていた。今回二人とお会いできて良かったとまた言ってくれた。握手をしてくれて良かったとまた言ってくれた。

 

最終的に深夜1時半頃解散になった。まだ飲みたかったけれど、もうそれ以上飲むに僕らは内臓を酷使しすぎたと思う。解散するのは寂しかったけれど、きっとまた会えるだろう。

 

最高の飲み会だった。かほさん、旦那さん、オロゴンさん、福岡に来てくださってありがとうございました。本当に嬉しかった。本当に楽しかった。ぜひまたお会いしましょう。

 

そして翌日、全員が死亡していたことは言うまでもない。僕は昼過ぎまで屍と化していた。 


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最後に、かほさんから頂いた手土産。こんな素敵な気遣いまでありがとう。本当に素晴らしい方々でした。